manis’sdiary

ドラマレビューやら色々です。ネタバレしています。

小さな巨人 全10話を視聴しました。


 

小さな巨人全10話を視聴しました。うーーんこれは・・・半沢直樹のスタッフだっけ?!前半、後半突っ込み満載で・・・

主役級3人の顔芸のドラマで、配役にもストーリーも微妙で、且つ刑事ものだけれれド推理もオヤオヤ間違いだらけで憶測のみで、と突っ込み満載でした。

全10話、ストーリーより突っ込みメインで見ていたかも~(笑)

このドラマ、正直、長谷川博己香川照之ではなかったら、おそらく脱落していたかも…2人の好演と、ヤスケンの演技力と、岡田将生のイケメン担当をちゃんと演じていたので見ていました。

www.tbs.co.jp

 

 

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と、ただの突っ込みは以下で♪

 

 突っ込み所は多数ありまくり。

まず何故大事な役に、俳優意外の人を…演技が・・・な人を使うのか。前半は笑点司会者の春風亭昇太の元警視庁捜査一課長の現在の主人公小坂の長谷川博己の上司。後半は和田アキ子。えーーーー。犯人役よーー。和田アキ子は語りのシーンはなかったのは幸いだけれど、春風亭昇太はセリフは多いし、犯人役ではなかったら気にしないのだけれど、犯人役にはちょいとどうなのかしらね~。和田アキ子の最終回の17年前殺人事件の表情には思わず笑った・・・それにファンデーション濃すぎだし。ついでに前半のイヤな社長役の桂三枝、確かにイヤな役は裏イメージに合っているのだけれど、なんだか前半は落語色が強くて、強くて・・・やっぱり1ドラマで俳優ではない人のキャスティングはせいぜい1人だと思うな。後半もユースケサンタマリアがすぐに死んでしまった。えーー、この瞬間に後半もこのドラマに期待がなくなったっけ。ユースケは不気味な役はうまいんだから、最後まで敵なのか味方なのかわからない設定の役にすれば良かったのに。残念すぎる。ユースケ不足だったわよ、このドラマは。ただ高坂の家族が三田佳子なのが良かった。嫁も良いし、家族の配役は和みました。

 

トーリーは、前半も後半もまあ色々突っ込み所ありまくりなのだけれど、どうも証拠と事件が小さい。警察組織を揺るがす!そしてそれに立ち向かう刑事が小さな巨人というタイトルなのだけれど、前半は誘拐と殺人、警察官の汚職、後半は元警視庁捜査一課長の犯人隠匿、警察官僚の汚職。どうも視点が警察官僚の時間の方より所轄扱いの小さい時間の解明にいっぱいで、もっと警察官僚の事件で警察が揺らいでしまう展開が見たかったな。ただ春風亭昇太天下りの仲介をしていたので、左遷されなかったというのだけがリアルだった。吉田羊とかも出ていたのだから、もっとかき回したりすればいいのにな~と思ったかな。意外とあっさりと子供の病気の為に事件に加担して、説得で自白してって、なんだかストーリーが甘くて、もっとハラハラドキドキしたかったな。後半は私的には論外、前半の方がはるかに面白かった。後半はコメディだったかも。あら、ごめんなさい、個人の感想なので、笑。17年前の殺害を隠すためにまた殺人を犯した和田アキ子。事件そのものが今の政権をディスているわよね。森友問題なのか、加計学園なのか、双方を足したような事件の構図。ワイロをもらって学園の誘致をしたって、あまさりにも露骨でストーリーにまったく入っていけなかったな。たまたまなのかもしれないのだけれど、タイムリー過ぎてもね・・・それに和田アキ子のユウスケサンタマリアの殺し方、あれはありえないーーーい!あんな高いところからUFOキャッチャー並みにリモコンを操ってブロックを落とすって、どんだけ練習したんだというレベル。学園の理事長がそんな技が出来るってありかいな?!だとしたら和田アキ子おそるべし、笑。

 

そんでもって顔芸と顔芸と顔芸対決。長谷川博己VS岡田将生VS香川照之が顔芸のオンパレード。岡田君までも・・・なんだか岡田君の顔芸は似合わない。香川照之はアッパレ!で、澤瀉屋と掛け声をかけたくなったっけ。セリフもあれはわざとそういう狙いでやっているのよね?!あえての表情は口だけで話をして、目は見開き、まさにTHE歌舞伎。これはNGを出せないだろうな~と、演技オーバーすぎなのでストーリーにまったく入っていけなくてただ顔芸対決だけを見ていました(笑)ま、このドラマはそれでよい気がするけれどね。半沢直樹の逆バージョンで香川照之ではなくて、長谷川博己が土下座、ま、これも想像できたかな。土下座もオマージュとでもいうべきか、無理に入れた感が。

 

そして主人公の高坂、ここはあえて役名で!毎度毎度小野田捜査一課長を犯人黒幕説を本人の前で展開をするのはいいのだけれど、毎度毎度推理は大外れ。これって刑事としてどうよ!笑。普通上司を前に犯人説を唱えちゃうなんて、官僚じゃなくてもサラリーマンとしてもありえないわよね~。黙って高坂のご高説というか妄想犯人論を聞いてくれている小野田一課長が私は途中から偉いわ~、この人、きっと犯人ではないパターンだな、と思ったら案の定。その課長を最終回は犯人説、それも殺人って、ありえないっしょ。それも証拠がボールペンのキャップ?!ボールペンなんて理事長の2回目の殺人の決定打にしていたけれど、自分の学園が作っているボールペン、いくらでもあるでしょうに・・・学校内で彼女の指紋が仮に出てきても証拠にはならない可能性が高いような気がするのだが。もう少し、これはーーー!!!こんな事が!的な展開を希望したのにな。それにそもそもこのボールペンは粗品であって…皆さん大事に使ってますな〜と思ったわよ〜。

 

最終回の私がおーーと思ったのは、高坂が捜査一課には内通者がいると踏み、捜査二課を呼んだシーンかな。なんとなく二課は知的なイメージなので、知的な人登場と思い、「勘」で動く高坂、ここはやったね!と思いました。けどその高坂、あの証拠をまだ自分が持っている、まさかの自分の返り咲きの道具?そんな悪い事したいると、お母さんの三田佳子に怒られるわよ!と思った最後のシーンでした。小野田の代わりに捜査一課長になってアレを引き継いだの?いきなりそこまでの出世はしないわよね〜。と、謎だったかも。あれだけ疑われても高坂を捜査一課にと推薦してくれた小野田は正義感強く善人。ただの一員ではなく課長として推薦だったのかしらね。だとしたら、してやったりの高坂。いや、きっと証拠をいつまでも彼が警察官を守る法律はないという高坂自身への戒めで持っているのでしょう。組織の一員に返り咲きいたけれどね、そこは強かさがあったのかな。ここはちょっとスッキリしなかったかな。どちらにしても、高坂さん、捜査一課では勘は外しまくりはダメよ!小野田だからあれだけ犯人扱いされても許してくれたけれど、一般人にやったら冤罪だから、笑。

そして小野田は豊洲署の署長になりました。なるほど捜査一課長の後のコースなのね。彼の今後が気になる。いちいち所轄の事件レベルでも顔芸をして欲しい、笑。最終回の彼の演技は爆笑だったし!犯人では絶対にありませーん。ボールペンは書いているからキャップを外しただけです!キャップはここにありました!って言い方が子供みたいで笑えたわ〜。

ついでに気になるのは安田顕、彼はまた元いた所に戻り小汚い装いになるけれど、実はヤスケンの出世物語も見たかったな。彼が組織に飲み込まれてしまうという展開もありのような。

 

と、突っ込み満載なのですが、私は全10話なんだかんだで楽しんでいましたけれどね。