manis’sdiary

ドラマレビューやら色々です。ネタバレしています。

海街diary を 視聴しました!

 


 

海街ダイアリーを視聴しました。

うん、なんだかほのぼのする様な映画でした。鎌倉に行きたいな~、こういう所で生活したいな~、姉妹欲しいな~と思いながら見てた映画でした。

原作は吉田秋生なんだね~、読みたいな。

 

この写真はこの映画に出てきたカフェでの1枚。たまたま行ったのでした。

これは鎌倉ではなく逗子なんだけれどね。

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☆は3つです。

 


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 正直ストーリーは単純、あまり盛り上がりがあるわけではなく、大きな出来事があるわけではないし、けどそれはおそらく狙いだったのでしょう。

ダメだけれど優しい父は三姉妹と母を捨てて出て行った。それは知り合いの保証人になり、それだけではなく愛人を作ったのだからたまらない。そんな父が亡くなりそのお葬式に行くところから始まります。しっかり者のナースの長女、男と酒が大好きな自由奔放な次女、マイペースな三女という性格の違う三姉妹は鎌倉、極楽時の一軒家でケンカしながらも仲良く暮らしていた。そこに急に来た訃報、悲しむわけではなくただ淡々としている三姉妹、それはそうよね、置いて出て行った人なんだから。そこで急に現れた腹違いの妹のすず、彼女を見ていて、これからなさぬ仲の母と暮らさないといけないと思い、長女は「私達と一緒に暮らさない」と急に声をかけます。即答するすず。彼女にも辛いところはあったのでした。

 

自分達を捨てた原因の女の娘、よく引き取ると言ったよね、けれどそれがアリ!と思わせる世界観でした。三姉妹は新たな妹を温かく迎え入れ、普通に接していきます。そのすずが溶け込んでいきながら、三姉妹のそれぞれの生活を描いているのがこの映画でした。長女は実は同僚の医者と不倫、離婚をほのめかしながらも出来ない。それはその妻が精神を病んでいたから、けれど離婚をとうとう決意し、アメリカに一緒に行こうというけれど、結局は鎌倉で家族と仕事を選ぶ長女。次女は男が生活の中心だったのに、銀行の仕事に専念していきます。その中で知った子供の頃から行っていた定食屋のおばさんがガンでなくなることを知ります。銀行から遺言状を提案したり、悲しい仕事にも手をつけ、次女も成長していきます。三女はあいかわらずのマイペース、スポーツ用品店の店長と仲良く暮らすぽい。そしてすずは学校でサッカークラブにも入り、誠実そうな男の子といい雰囲気。そうそうこういう子と付き合いなさい、すず、この子はいい子だと思うわ~。

その中にも三姉妹を置いていった母、その母とわだかまりがある長女、会えばケンカするけれど、母の不器用な思いにも気づき、長女も心を開き、結局は家族なのでした。

 

すずは「私はここにいていいのだろうか」と自分の存在が誰かを苦しめている事をしっていたすずは、笑顔の裏では心を開いていない。けれど長女に連れていかれた高台で二人で大声を出しながらも本音を話し「ここで暮らしたい」「家族の話をしていいんだよ」と抱き合う二人。ようやく本当の家族になれたのでした。

 

そして定食屋のおばさんのお葬式、この映画はお葬式に始まり、お葬式で終わるのね。人の死はそこにある近いもの、悲しいけれど、日常であり、海を4姉妹が歩きながらも自分達の年老いた姿を想像し「それも楽しいかもね」と幸せな4姉妹でした。