manis’sdiary

ドラマレビューやら色々です。ネタバレしています。

がん消滅の罠 完全寛解の謎 を視聴しました。


 

がん消滅の罠 完全寛解の謎 を視聴しました。

 

3時間もあったドラマ、面白かったけれど本当にこんなのあり?という印象をうけました。

なので☆2.5。

 

人の事は言えないけれど・・・久しぶりに見た唐沢寿明、年取ったな~、りょう、変わらないな~、北大路欣也、今いくつなんだろう?変わらないな~、ミッチーなんだか演技が、いやそこは許す(笑)

 

TBSによると「日本最高峰のがん医療を提供する日本がんセンターの呼吸器内科医・夏目典明(唐沢寿明)は、生真面目で誠実な性格で、同僚や患者にも評判が良い優秀な医師である。一方、同僚の研究医・羽島悠馬(渡部篤郎)は、診察などの臨床を全くしない上に、他の医師を寄せ付けず一人で研究に没頭する変わり者で、院内でも浮いた存在。そんな二人は高校時代からの親友であり、夏目は周囲が苦手とする羽島に対しても物おじせず、医師としての羽島の豊富な知識を買っており、何かと助言を求めることが多い。 

夏目はこの日、自らが担当した末期がん患者のがんが消えたという謎について羽島に相談していた。小暮麻里(柴本幸)という女性の患者で、肺にがんが広がる肺腺がんであった彼女は、夏目が担当した時点ではすでに余命が半年という状況で治る見込みはなく、生命保険の事前給付金も受け取っていた。しかし半年後、麻里のがんはすべて消え去り、完全寛解したのだ。夏目と羽島は、奇跡は起こらないと思いつつも、麻里のがん寛解について理由がわからず、頭を抱える。一方、麻里のがん寛解について、不審だと感じた人物が他にもいた。夏目、羽島の高校時代からの同級生で、生命保険会社の調査部に勤める森川雄一(及川光博)と、その部下・水島瑠璃子(渡辺麻友)である。森川と瑠璃子は、麻里が生命保険に加入してから8ヶ月という早さでがんを発症した点、本人の収入の割合に比べて高額の保険に加入していたという点、そしてがんが完全寛解したという3つの点において疑問を抱き、保険金詐欺の可能性を夏目に糾弾する。
そんな中、夏目の患者がさらにもう一人、がんを克服する。麻里と同じ末期の肺腺がんだった横山宗彦(みのすけ)も、生命保険の生前給付金を受け取ったのち、完治が不可能とされたがんが寛解したのだ。不可解な完全寛解に警察までが麻里、横山の保険金詐欺を疑い、夏目はがんセンターから謹慎を言いつけられる。納得がいかない夏目は、がん消滅の謎を独自に追うことに。果たして、これは医学の奇跡なのか。それとも何者かの陰謀なのか。
さらには殺人事件まで発生し、警察から追われる身となった夏目は、この事件の背景にある新進気鋭の病院の存在に気づく。それは、フリーライターをしている夏目の妻・紗季(麻生久美子)が調べている病院・湾岸医療センターだった。事件を追う夏目と羽島の前に現れた湾岸医療センターの医師・宇垣玲奈(りょう)。そして、その背後には夏目が行方を追い続けていた恩師・西條征士郎(北大路欣也)の影が見え隠れする。
果たして、事件の全貌には何が隠されているのか──。がん消滅の謎とは──。 」

だそうです。

 

自分の受け持った患者、それも末期がんが完全寛解をした。その謎を追求するお話。その中でも生命保険の生前給付金という制度を紹介していたり、その生前給付金の不正受給の例を紹介しているのは面白かった。ガン患者と双子の兄弟が受給とか、なるほどねーと思いましたわ、悪い人は考えるものよね。

 

完全寛解はなんとアレルギーというヒントから一つの案が考えられた。なんと他人のガン細胞を注入、そして免疫抑制剤を処方、そして免疫抑制剤の服用をやめるとガンが消失するというもの。えーーーーそんな事があるものなの?私も一時期免疫抑制剤を飲んでいたのでちょっと驚いたわ。免疫抑制剤ってそんなにちゃんと効くものなの?マジですか?このトリックは、けどベストセラーなのだからそこまでありえない事ではないのかしら?医者だから考えられるけれど、医者では出来ない事というテーマがありました。確かに倫理的に医者はガン患者を治すけれど医者がガン患者を作るなんてね。けれどそのテーマはドラッグラグ

そう厚生省は遅い!私もちょいと難しい病気になって、厚生省が薬を認可してくれるのが遅いから個人輸入をしないといけないという時代がありました。何年間も厚生省は認めないのよね。日本はちゃんと確認をしているのだと信じたいけれど、このドラマではその間に製薬会社達が美味しい思いをしていたと。そうだろうね、医者は製薬会社が美味しい思いをしているのは想像できる。病院の3時過ぎなんて、製薬会社の人が列をなすものよ、その中で認可するとか、しないとかでなんらかの利権が絡むのは長年病院にいってた身としては肌に感じるわ。あれで何もないとは信じがたい。と、それは個人的感想だけれど、そういうテーマがあるのはわかる。

 

が、ガンの完全寛解だけは本当に?という思いが強すぎてなかみが入っていけなかった。結局はそれを武器にした夏目の元上司の西條が犯人、その西條の部下の宇垣、宇垣がりょうなのだけれど、怪しさ度がすごくて怖かった、小児白血病だったという過去もりょうの白さと細さでリアルだったし、この配役はGOOD。西條たちは富裕層をわざとガンにさせて、再発させるけれど、長く生かすというガンのコントロールをしていた。しかし低所得者にはガンを治してあげている、生活レベルとガンが密接に関係していたのだ。彼らなりにこれは革命であり、富裕層からはお金を得ようと言う事の様です。社会主義者というか共産主義者なのか、革命とか・・・と思ったわ(苦笑)けどさーガンをそんなにコントロールするなんて、それって可能なのか、もし可能ならノーベル賞ものなのではないのかしら?厚生労働省の官僚にもわざとガンにさせ、末期にさせ、それを暴露されそうになると殺す、警察に目を付けられると殺す、殺人事件?裏社会とも西條はつながっていて革命を実行しているとの事。

うーーーん裏社会の人はそんなに簡単に協力するものかしら?見返りがないとねー。いくらガンを治したと言ったって、最終的に殺しの犯人として自首させた元構成員は3人だっけか4人だっけかを殺したという事になっているわよ。それって死刑か無期懲役じゃない?いくらヤクザでも死刑か無期懲役の身代わりまでするものなのかなとか要所要所で疑問が出ていたドラマでした。

夏目の奥さんが妊娠してガン検査でCTを取っていた時も妊娠していてCTかーーとか。そもそも夏目っていくつの設定?子供が出来るのだから唐沢寿明はもっと若い役なのかな?けどねー同僚の渡部篤郎もなんだか髪の毛真っ白でかなりの年を感じるし、そんな変なところも疑問だったわ。疑問といえば、王子ことミッチーってここまで演技が下手だったけ?いや、それでこそミッチーだ、王子だとそこは飲み込みました(笑)

 

と、数々の疑問を持ったドラマだったのだけれど、最後は西條が殺された、犯人は宇垣と思わせて結局は全て西條の仕組んだことで自分は姿を消して宇垣とともにまたもや革命を続けていく、夏目には恩師として最後の思いだったのだろうか、部下に寛解させる薬(結局は免疫抑制剤ではなくて、ガンが自らを殺しあうというガンが自殺する様に仕向けるという事だったらしい、何かをきっかけに、という事だけれど、それが出来たらそれもノーベル賞ものな気がするが)を渡しに行く。結局夏目の妻のガンも寛解して子供も生まれてハッピー、親友3人の男たちは相も変わらず仲良し、良かった、良かった。けれど世界のどこかで医学の道に反した悪魔たちが革命が行われているのでした・・・