manis’sdiary

ドラマレビューやら色々です。ネタバレしています。

大女優殺人事件 鏡は横にひび割れて を視聴しました!

 

テレ朝の「大女優殺人事件 鏡は横にひび割れて」を視聴しました。

うん、前日の天海祐希のドラマよりは面白かったと思います。

 けど私的☆評価は☆3つ。

 

そこまで高くはないんだな~、途中で明らかに犯人がわかってしまうからな~、それでも内容は悲しい事件なのだが、ドラマの中に入り込めなかった。

 

綵まど香という名前が何故か耳に残り、つい口ずさんでしまった(笑)

そして津川雅彦財前直見の派手過ぎるキャラがお気に入り。特に財前直見の毛皮姿のご登場に圧倒的な存在感と、脚本ニーズにあった胡散臭さがとてもお気に入りでした。財前直見なんて、昔懐かしいお水の花道を思い出しました!

 

 ストーリーは一テレビ朝日によると「映画界の大物女優・綵まど香(黒木瞳)が13年ぶりにスクリーン復帰を飾る映画『鹿鳴館の華』――まど香の夫でもある監督・海堂粲(古谷一行)がメガホンをとった同作品が、マスコミ大注目の中華々しくクランクインする。
 まど香が撮影の間の滞在のためだけに購入したという屋敷で開かれたパーティーの最中、その屋敷の前持ち主・神ノ小路凛(平岩紙)が死亡。劇薬が含まれる鎮静剤を飲んでいたダイキリに混ぜるという周到な殺害方法から、警視庁捜査一課・特別捜査係の警部・相国寺竜也(沢村一樹)は「明らかな計画殺人」と位置づける。
 さらに聞き込みの結果、そのダイキリは凛が飲んでいたものではなく、まど香のものだったことが判明。狙われたのは実はまど香だったのか、と思った矢先、そのダイキリを作ったのは夫の海堂だったことがわかる!
 パーティー会場で招待客たちが撮っていた写真を片っ端から集め、証言と照らし合わせながら現場の状況を確認していく相国寺。その中で彼が気を留めたのは、まど香が階段の踊り場に目を向けたときに“何かに驚いたような表情”をしていたということだった。
 まど香は何を見て驚いたのか――それを聞こうと彼女を訪ねた相国寺は、そこでまど香がこの数日で3通の脅迫状を受け取っていたことを知る。脅迫状のことは夫である海堂には言わないでくれ、と懇願される相国寺。状況的に海堂の怪しさが増していく中、まど香の元に「キサマが自分のグラスにクスリを入れるのを見たぞ」という妙な電話が…。さらに、飲もうとしたコーヒーにヒ素が混入されるという事態も起こる!
 間一髪、ヒ素入りのコーヒーを飲まずに済んだまど香だったが、その直後、海堂の秘書・朱田〆子(西尾まり)がアレルギー用の吸入器に混入したヒ素で殺害されてしまう。
 その後も、相国寺たちの捜査により、かつてまど香が、ライバル女優の朝風沙霧(財前直見)と、ひとりの男性を巡って争った過去があることが明らかに。次々と衝撃的な事実が判明していく中、ついに3人目の犠牲者が出る…!」

 

だそうです。

結論から言うと犯人は黒木瞳の綵まど香です。彼女の可哀そうな反省が事件を巻き起こしていきます。大女優は私生活でも大女優だった。大女優は結婚3回、子供はいないが2回目の結婚の時に養子を3回迎え、けれどその養子は自分が子供が出来ると弁護士を呼びお金持ちの子供が欲しい人をあっせんしてしまった。えーーーなんてひどい女なの?!とここで思いました。その子供達、すぐにわかりました。だって名前が「小雨」に「松虫」、犯人で共犯?と思っていたけれど結局は違う、ただ怪しいだけ。その養子だった小雨が言うのには「母親役を完璧に演じていた、母親になりたかったのよ」というのが全てなんだろう。結局は母親役は自分の本当の子供が出来たら、役を演じなくて済むのでいいという事なのか、うーーーだとしてもひどい女だわー。それでこそ大女優なのか・・・

けれどその子供は流れてしまった。その理由はジキ熱。これってリオオリンピックの時にはやったジカ熱と同じなのかな?!そのジキ熱を自分にうつした張本人がファブリーズCMのあの松岡修造の妻役の平岩紙の神小路凛さん。なんとその凛さんの旦那はまどかの元夫、その元夫に気付かないという辺りも大女優なのだろうか、興味がなくなったものは記憶にもないという・・・結婚までしていたのにね、ところどころにひどい片りんがある大女優です。

その凛さんが第一の殺人、まどかのダイキリを飲んだら亡くなった凛、そのダイキリを作ったのは夫の古谷一行の映画監督。古谷一行も怪しいと見せかけていたので、これは犯人説は最初からないなと思いました。

第二の殺人は監督秘書のシメ子、吸入器にヒ素をいれるというもの。自分に脅迫電話をしてきたから殺した。自分のコーヒーにヒ素を入れて狙われている事を装います。そして第三の殺人は自分に脅迫状を出した執事を殺した。

その頃監督も気づいた、執事の死体が記事を握りしめた事事から気づいたらしい。おそろしく勘がいいんだけれど・・・そして映画を降板を申し出る監督。逃げようとしていました。

第一の殺人の凛さん殺し、これは彼女の記事でジキ熱でななかったのかと疑い、あえて彼女たちから屋敷を買い取り、その屋敷に招待し、本人からジキ熱をおしてまどかに会いに行ったエピソードを聞き確信したのでした。そして用意周到に練った計画で犯行を起こし、第二・第三の殺人を起こした。

凛さんは何もわからずに人の命を殺めていた、そしてまどかは全てをやりおえて自殺した。それも8年前のウエディングドレスに身をまとい、自分が孤児であった時から好きだった白いバラに囲まれて。まどかは孤児だったの?孤児なのに孤児を捨てたの?簡単に孤児たち3人を手放してはいないと監督は言うけれど、そうなのかしら?ここで罪悪感もあり子供も流れてしまい病気になってしまったという事なのか・・・

その前日まどかに監督はホットココアを作っていた、けれど手をつけていなかったと。監督はまどかを愛するがゆえにまどかを殺めようとしていたことを知り自殺したというのが真相な様です。いづれ捕まるよりは生きて侮辱をうけるより守りたかった男の哀しい愛。まどかは最後まで女優としてなくなった、そのニュースを読んでいたのは3番目の養子の日向でした・・・

 

というお話。

うーーん前日の天海祐希の脚本よりは面白い、けれどそこまで入り込めなかったな~。なんでかしら?さほど突っ込むところはないのだけれどな。

突っ込み所と言えばやっぱり養子を捨てる部分、いくら簡単に捨ててはいないとか言いながらも肝心の描写が子供が出ていくシーンで泣いているところだけで、何故捨てる経緯に至ったのかという心情が不明な点で、はい?!と思いドラマに入りきれなかった。

ウエディングドレスで自殺も少々怖い、監督への思いという事なんだろうけれど重すぎじゃないかしらと冷静に思ってしまった(笑)

財前直見津川雅彦はただ派手な二人なのだけれど、原作はどうなのかしら?もっとイヤな役だったり、特に財前直見はもっと犯人ぽい感じなのではないのかしら?ただのバブリーな二人としか見れなかったしな~、ドラマに大きなスパイスを与えていたけれどもっと私はスパイスが欲しかった!!

と突っ込みはあるけれど天海祐希ドラマの比ではない。

けれどやっぱり内容に入り込めないというのが一番だったかなー、犯行の動機がもう少し理解しやすくしてほしかったな。