パディントン発4時50分 寝台特急殺人事件 を視聴しました!
うーーん私はこのドラマに入り込めなかった、残念。
おそらくもう少し細かく作っていたらその思いはなかったんだと思うな~、と上から目線(笑)犯人はすぐにわかるかも、なんだかわかりやすかった。
犯罪は目で見える複雑な事情にとらわれるな。事実を並べるとおのずとそれはわかってくる、という事なのかしらね。
私的☆評価は2でした。
テレビ朝日によると「車窓から並走する列車の殺人現場を目撃する…というドラマチックな幕開けが読者に鮮烈な印象を与えた、“ミステリーの女王”アガサ・クリスティの傑作『パディントン発4時50分』。
主人公は、アガサ・クリスティが生み出した人気キャラクター、“ミス・マープル”。
原作では鋭い洞察力により難事件を解決に導く老婦人として描かれていますが、今回、日本版にアレンジするにあたって、“元敏腕刑事にして危機管理のプロ”という華麗な経歴を持つデキる女、天乃瞳子(あまの・とうこ)に大胆に生まれ変わります!
ある夕方、瞳子の義母が『特急オリオン』に乗っていたところ、並走していた『寝台特急朝霧』内で男が女性の首を絞めているのを目撃。すぐさま通報したものの、寝ぼけていたとして車掌も警察も取り合いません。
そんな義母の汚名を返上するため真相究明に立ちあがった瞳子は、犯人が車内から死体を投棄したものと推理。死体が投げ込まれたのは、沿線に広がる豪邸の敷地内だと考え、“ある人物”をその屋敷に潜入させます。
しかし、その豪邸には、一筋縄ではいかない曲者の社長一族が顔を揃えていました。はたして、“消えた死体”の行方は…!? そして、なんと屋敷内でさらなる殺人事件も発生! 複雑に絡み合う一連の事件の真相とは…!?
列車ミステリーの要素はもちろんのこと、豪邸に舞台を移して次々に起きる殺人事件を、頭脳明晰な“和製マープル”天乃瞳子は、どう解き明かしていくのでしょうか…!?」
だそうです。
アガサクリスティ、寝台列車とくればと勝手にオリエント急行をイメージしていました、確かに皆が怪しい、セレブの出来事という設定はなんとなく似ている。けどねー今回のドラマは私的にはイマイチ。多分2時間という枠では尺が足りなかったのかしら。
とここからは突っ込みのみ(笑)
まず今の時代なのだけれど、社長一族の描き方が一昔前の時代の様で、なんだか古臭い。前田敦子がスーパーメイドらしいけれど、そもそもキャリア官僚からスーパーメイドって日本ではどうかな?イギリスならプロのメイドさんという設定もいいのだけれど、日本ではなんだか胡散臭く感じるのは私だけかしら。
それを言ってしまうとそもそもの天海祐希の設定がね、いくら警視総監省を複数もらってて今は危機管理のプロという事だけれど、そもそも日本の警察がそんなに彼女に敬意を払ってペコペコして敬うかしら?というのがね、私の入っていかなかった理由。なのでその疑問が最初にいっぱいだったので、ほぼ最初の方からこれは日本でないどこか違う国のドラマという事に切り替えました。だってねー、日本の官僚って、立場・役職が全てだから瞳子の退職したときの役職って、まだそこまでいっていないだろうからとかリアルを考えてしまった私がダメなのかもね。
さてストーリーは、瞳子の義母が目撃した殺人事件の犯人を捜すところから始まります。死体を電車から落としたとすると発見しずらい場所にあるのはとある社長の家の敷地にある駅だった。という地図からだけで想像し、瞳子の友達のスーパー家政婦をその家に派遣。その家の家政婦が逃げる様にしてその家を出るって、この辺りはなんとなくイギリスの風景で私は変換してみていました。あるよねーこういうシーンという感じで。偏屈な社長、40を超えて独身の娘を筆頭に男たちも怪しい。死んでいるのは長男と次女。それ以外に画家、プロダクション経営者、会社経営者。画家は女遊び、プロダクション経営者は未成年淫行、会社経営者は投資失敗と問題だらけ。問題がないのは長女と次女の夫のみ。そして社長の主治医というのが登場人物。さてとこの中で犯人は?と探していると死体が蔵から発見されました。その女は長男が中国駐在中に付き合った女ではと探しています。
さて殺されたのは誰か?殺したのは誰か?という問題。
そこで瞳子は「もっと簡単な問題では?」とつぶやき、捜査をしていきます、その間にまたもや息子が殺されるので、戦々恐々となっていきます。が、瞳子がした捜査は一つだけ、中国人の女と待ち合わせたというホテルに行っただけ。彼女がある男と一緒で結婚をしていたという事だけ。
そこでその中国人は長男の彼女ではない事に気付きます。なんとその長男の元彼女は次女の息子の親友の母でした。って、狭い世界だ(笑)
結局・・・そのホテルのバーテンダーの言葉がきっかけになります。タバコを吸う癖が医者と酷似をしていたため、罠にかけたのでした。
義母に目撃した殺人事件と同じ態勢をわざとして、母が医者が犯人だと気づきました!それで簡単にも白状し、御用となったのでした。犯行の理由は医者が結婚した元妻が自分を苦しめるからという単純な事が実は原因だった、泣く長女、謝る父・・・
というお話(笑)
なんだか私の書き方雑だ、笑
いやーーー、もったいない。演技派と言われる人が多数なのに、背景を描いていないから息子たちがまったく怪しく見えない。
もっと殺人をおかしそうな怪しげな行動をとって欲しかったな。
長男の元彼女がいきなり出てきて告白だけれど、ここも怪しげなそぶりをみせてどうなっているの?!という疑問を持たせてほしかった。
石黒賢のタバコの会話が多かったから、いかにもタバコが事件解決の何かになるとすぐに気づいてしまった。
最後で偏屈な社長がいきなり「俺が悪かった」って、なんで急に?!確かに40歳でも独身の原因は父かもしれないけれど、逃げた男も悪いわけで・・・父だけが悪いという事でもない。急に変わる変化点が唐突だった気がする。
そもそも死体を電車から落とした、石黒賢は死体をひきづって蔵までいったのかな。それを使用人に見られなかったの?明らかに怪しげな使用人の描き方をしていたのに。その辺りが知りたい。もしかして私は寝てしまっていたのかもしれないのだけれど・・・
あ、もっと重箱だと、家政婦のおばが、雇い主家族と一緒に食卓を囲むのがどうなの?とか思ってしまった。
と、私はなぜかこのドラマの世界に入り込めなかったのだ。
今日の第二弾に期待。