manis’sdiary

ドラマレビューやら色々です。ネタバレしています。

ダウントン・アビー シーズン6 ファイナルシーズン 10話 最終回


 

とうとう最終回。これぞハッピーエンド、皆が幸せになった回で良かったです。このドラマがもう見れないというのが寂しいな~。このTHE貴族、という生活を見ていたかったんだけれどな。

 ヴァイオレット様の言葉が最後を締めくくったのも素敵。

あーイギリスに行ってダウントンの景色を見てみたいな~と思うドラマでした。映像良し、音楽良し、ストーリー良しです。日本語の吹き替えもなかなか良しと、大満足なドラマでした。


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 トーマスの新しい勤務先、トーマスは執事として仕事をしているけれど、従業員も少なく表情が寂しそう、ダウントンの様なTHE貴族を保っている様な家ではなかったのです。こちらの方が時代の先端なのかもしれないけれど・・・イーディスの婚約お披露目会なのだけれど、まずはバーティ母が跡取りの発表のみしかしない、すかさず伯爵が「今言わないと息子さんを無くしますよ」とささやきます。そこで婚約発表をする事が出来ました。イーディスもようやく世間に侯爵家に嫁ぐ事を認められたのです、前途多難ではあるけれどまずは良かった!けどこの母は「どこに反対する理由がある?家柄もよく真っ正直なあなたが義理の娘になるのよ」と目の前の幸せより正直に話をしたイーディスの勇気を称します、良かった、この人はいい人だとは思っていたのよ。堅物だろうえけれど、それは品の様なものであって。まずはイーディスおめでとう!家に戻って来たイーディスはメアリーとも和解、この結婚はメアリーが壊したけれど最終的には手助けをしたので、イーディスがお礼をいい、これからは一応姉妹として助け合おうとする二人、何かと色々とあった二人だけれどやっぱり姉妹なのでした。意地悪メアリーも卒業かしらね。

 

マートン卿の救出作戦に出たヴァイオレット様とイザベル。息子たちがイザベルが会いに来ていた事を伝えていなかったことを知り激怒し、屋敷を息子達に渡して出ていく事にしました。ようやくここも結婚までいけることになりました。外国のこの年でも結婚をするというのがなんとなく素敵なんだよな~、日本だとこういう風にはいかないものね、こちらのハッピーな展開にも拍手。熟年カップルと言えば教師になるモールズリーとバクスターも先がハッピーそう。屋敷をやめても間違いなく会えると言われ、モールズリーさんにも春が!良かった、良かった。

 

イーディスの結婚の為にアメリカからローズ夫婦がやってきました。子供をアメリカにおいてきたローズ、乳母が連れて行くのは反対され夫婦のみで来たのでした。メアリーが「あの人たちは絶対よ」というセリフが好き。ローズ夫婦はアメリカで幸せに、そして成功しているようでした。バタバタと登場し、すぐに下の階にも子供の写真を見せに行く優しいローズ。彼女のこういう所が好きだな。けれど子供には実母の名前はついていない。明るい彼女にも実は複雑な事情があるのよね。あの結婚の時の母はひどかったから。夜の食事にコーラが結婚式の前日も病院の仕事をすると知り、不機嫌な伯爵。イザムンドおば様は「男はわかっていない」とまたもや冷静な判断!女たちはクスクスと。そうそう伯爵は妻の変化がイヤなのよね。後でローズに連れられ、コーラの病院の仕事を見に行き、彼女を認める事になるのだけれど、この時代はやはり女は外で働く時代ではなかったのね。母がしていた時には何も言わなかったのにね(笑)伯爵はカーソンの様子がおかしい事に気付き、病気の事を知ります、とうとうカーソンはダウントンを辞める事になりました。新しい執事を面接するというカーソン、これでダウントンの一時代も終わっていくんだな・・・

 

スプラットの執事とコラムニストの二重生活をいちいち奥様に告げ口しようとするベンカー。相変わらず性格が悪い(笑)けれどヴァイオレット様は解雇どころか彼女が告げ口しに見せた記事に大笑い。さすがヴァイオレット様!告げ口だとも気づき、スプラットを認めるんだからさすが真実をわかっていらっしゃる!

マートン卿は自分の体調が良すぎると念のためセカンドオピニオンを受けに行きました。そしてメアリーは夫とトムが中古車販売の店を開いたことを知ります。貴族が商売をするのはどうなのかわからないけれど、これから新車の販売や製造も視野に入れているというトム、これから自動車王になるのかしら?!トム曰くだけれどね。そのメアリーは妊娠をしていて、今はイーディスが主役だからと発表を待っています。彼女も主役は自分!という性格から変わったのね、この変化にも拍手。

 

とうとう結婚式、使用人も洋服を気にし、若いデイジーも当然気にするのだけれど、あんなに自分を慕っていたアンディはつれなく成り、彼の為もあるのかな、オシャレをしようとメアリーのドライヤーを拝借し(これダメでしょう!)髪の毛が大爆発!その姿に笑ってしまったアンディに、パットモアさんが「女ごころをわかっていない」とガツンと言われます、そうそうアンディは空気を読めていないのよね。ようやく彼女は自分の方を向いたのにね。アンナに髪の毛をセットしてもらい、綺麗になったデイジー、ようやくアンディに「もうギクシャクするのはやめないか?」と彼女の本心をたずねます。よしよし、ようやくデイジーも素直な子になるかしら。

教会で、イーディスのハッピーエンドで「障害があってもハッピーエンドになる、これがイギリス式よ」と、イギリス人気質はお天気のせいね、とここでも洒落た会話のヴァイオレット様。この会話が聞けなくなるのは寂しいな~。マートン卿の検査結果が出てただの鉄欠乏性貧血でした!良し良し。これでこの夫婦にもハッピーになれるのね。

ウエディングドレスを着たイーディス、本当に色々障害があって幸せになったのね、1話の頃は姉の影に隠れたどんくさい不憫な子で、姉に負けまいと使用人と恋をしたり老人だったりと見ていて痛かったのに、私も彼女の幸せに拍手です。結婚披露宴で夫妻が娘たち全員が嫁いだ事に肩の荷が下りたようです、そこでようやく伯爵も病院でのコーラの姿に見惚れたと告白します。

 

披露宴でカーソンが自分の手がいう事を聞かないと、叫んでしまい驚いた伯爵、そこにいたのはトーマス、伯爵はトーマスを後任とし、カーソンは相談役として今の家に住み年金ももらえる事になりました。私が育てたのですからと彼を認めたカーソン、バロウさんにもようやく幸せになる事が出来るようです。1話ではあれだけ性格が悪い男だったのに今後はダウントンを仕切る男になる、彼もこれでまた性格が良いように変わっていくといいな。デイジーもメイソンさんと一緒に暮らすことを決意し、なんとメイソンさんはパットモアさんに家に来て欲しいと、少しだけラブコール!おーーーパットモアさんにまでハッピーエンドの未来が!なんて素敵。これにも拍手です。イーディスは新婚旅行に旅立ちます。もう一人旅立つ人はカーソンです。「お前がいなくなるとダウントンも変わるだろう」「世の中も変わっていくのです」とダウントンの一時代が終わった日でした。

 

その日にメアリーの部屋で産まれたのがアンナとベイツの息子。使用人が主人の部屋で子供を産む、時代も変わったのです。コーラは時代を受け入れ、伯爵も「ダウントンはメアリー達がいれば安泰だ、シンデレラのイーディスも嫁いだ」と後は二人で余生を長生きしようと願うラブラブは伯爵夫妻、未来はきっと明るいという言葉、私も信じます!コーラはヴァイオレット様にこの村の事を託されます。そして新年の鐘が、素晴らしい新年の始まりとなります。カーソン夫妻は、チャーリーとエルシーと名前で呼んでいました。あーーこの二人の時代もなくなっていくんだな。まだヒューズさんは働くだろうけれど、きっとそれもアンナへと移行していくだろうし、時代は変わってもダウントンは安泰だと私も思う。

そして皆で歌で新年を祝うのでした。

「笑えるわよね、先が見えないのに未来に乾杯だなんて」「しょうがないじゃない過去に戻れないのだから」「戻れたらいいのに」というヴァイオレット様でした・・・!!