manis’sdiary

ドラマレビューやら色々です。ネタバレしています。

コラテラル を 視聴しました!


 

NHKBSで放送していたコラテラルを視聴しました。

私、トムルクーズのこの映画、見ていなかったらしい。おーー面白い!早く見ればよかった。なんだか展開はわかるんだけれど、おーーそこにつながるか、あのセリフがここになったのか、なるほど!予想を裏切られた、いい意味で!とか、先が早く見たくて知りたくなった映画でした!

☆4です。

 

 ストーリーは単純。背広をびしっと決めたトムルクーズはヴィンセントという名前の殺し屋、それも凄腕殺し屋、一晩で5人の殺しを受けて、淡々とというか瞬き一つせずに殺していく男。その殺し屋をたまたま乗せてしまったタクシードライバーのマックス。善人で成功をしたいけれど、コツコツと車の中は綺麗に保ち真面目な男。そんな正反対の男同士が出会ってしまった。

 

マックスはヴィンセントの前は女弁護士をのせます。疲れているその女に自分のお守りの写真を渡したり、善人でした。そんな善人の彼に弁護士はわざわざ名刺を渡し、「何か大きい事件、何かあったら連絡して」と伝えます。そんな彼女とは身分違いと思いながらもキュンとしているマックス。その次に乗せたのがヴィンセントだった。ロスは久しぶりと言いながらもロスは嫌いだと。理由は地下鉄で人が死んでいても誰も気づかないような街だからと。成功したビジネスマン風なヴィンセント。けれどタクシーを待たせ、何故か待つ位置を指定すると、降って来たデブの死体。ヤツが殺したのでした。それに気づいたマックス。けれどヴィンセントはまったく気にもせずにその死体をマックスのトランクに詰め込み、なんと彼をドライバーにして、次の殺しに向かいます。豪華なマンションの最上階の住んでいる男、家族は笑顔でテレビを見ている、けれどその男を呼び出し、殺すヴィンセント。まったく躊躇はせずに、真顔で殺していきます。

 

次はマックスをわざわざ連れてジャズを聴きに行き、そのオーナーのジャズマンを殺し、寝ている風に装い、平気でマックスを連れて出ていく怖い男。けれどヴィンセントはトムクルーズだからなのかはわからないけれど、とても魅力がある。クールで賢い、そんなヴィンセントはマックスとタクシーで話をします。自分の子供の頃の話、父を殺した、冗談だというけれど、殺したんだろうな。マックスの車は綺麗にしていて、成功を夢見ている男の深層心理も言い当て、精神分析家と言いながらお互いの話をしていきます。マックスは嫌がりながらも話をしている。おそらく人間としては二人は気が合うのかもしれない。マックスはヴィンセントの闇を包んでいるのかもしれない。「その女には連絡するのか?明日まで生きていたら連絡しろ」と、親友でもないのに意見を言う。けれどおそらくヴィンセントはマックスを最後まで生かしておくつもりはないはず・・・ヴィンセントを追っている刑事が過去の事件を語っていた。タクシードライバーが犯人の片棒を担がされて最後に殺されたという話。あーーこれは伏線か・・・マックスはやはり殺されてしまうのか・・・

 

何度も逃げ出そうとするけれど逃げられない。4人目、5人目が入っている資料をマックスが捨ててしまった為、標的がわからないヴィンセントの代わりにマックスが標的を聞きに行かされます。それも彼に成り代わらされて。その時のマックスのセリフもいい、タクシーの中で彼が話をしていたセリフを上手くつかい彼になりきります。彼も生きるのに精いっぱい、それに彼の母にも会わせられてしまったので、母の命も危なかったからなすがままとなっています。そして4人目はなんと大勢がいるクラブの中での殺人、FBIもそこにいてヴィンセント危うし!だけれどFBIでさえ彼の敵ではない、殺人と銃に逃げ惑う人々、その中で一人の刑事がマックスを連れて出ようとすると先回りしたヴィンセントに殺されてしまいます。絶対絶命のマックスはなんと彼の命令にはもう従いたくはなく、なんとスピードをあげてわざと事故を起こします。あーーここで殺されてしまうか・・・と思ったけれど、なんとヴィンセントは彼を殺さなかった。どうせ戻ってくるんだろうなと思ってはいるんだけれど、そこは安心。そこでマックスは最後の標的があの弁護士である事を知ります。

 

事故車なので警察が寄ってきます。トランクにある死体をみつけ、銃を向けられるけれど、それを奪い、なんと女弁護士を助けに行きました。あーーーー標的は彼女だったのか、そこはまったく気づかなかった。確かに彼女は明日大きな裁判があると言っていたよね。私は女弁護士は警察にヴィンセントだと思われている彼を救ってもらうのかと思っていたよ、そうか~!!!

 

その弁護士を救うために彼女を降ろしたビルまで向かうともう彼は殺しに来ていた。たまたま資料室にいたのでマックスの電話で命が危ないことを知る弁護士。けれど最初は何いってんの?このドライバー?!という感じ、けれどヴィンセントがオノで電源を壊したり、表情一つ変ずに迫ってくるのがもうドキドキで怖い。それにトムクルーズだから顔がきれいだから余計にかもね!そんな彼女を助けに上がるマックス。なんと彼を売撃ったのでした。倒れるヴィンセント。銃を撃ったこともないので、当たるわけがないのがまぐれ当たりで耳から血を出すヴィンセント。それでもターミネーターの様に起き上がります。なんとかビルから一緒に逃げ出し、地下鉄に逃げます、巻いた!と思ったのも束の間、地下鉄にも彼は迫って来た。隠れても隠れても探される。銃を持つ手がセクシーなトムクルーズのヴィンセント。もう逃げる場所はない、次の駅には時間があるという所で、なんとマックスは電車の車両越しに彼に向かいバンバンバンと撃ちました。けど彼も撃っている、あーーーここで最後かと思ったら、弾を変えようとしたヴィンセントの弾が落ちた・・・マックスが彼に勝利したのでした。地下鉄のイスに座り込むヴィンセント、その彼の前に座り、なんだか友人の最後を看取る様に見ています。地下鉄で最後の瞬間を迎えた男を。あーーーあのタクシーの最初の会話がここに結びつくのか、なるほど・・・

 

そして命を狙われた弁護士と救った男の一夜は開けていくのでした・・・