イン・ハー・シューズ を視聴しました！
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キャメロン・デイアスのインハーシューズを見ました。この映画を見るのは２回目。前も泣いたのだけれど、今回も泣いてしまった。この映画は、最初の頃は何も感じないで姉に同情するのだけれど、後半は妹に同情しはじめます。
人はきっと自分に似合う靴があって、その靴を履いて自分の人生を得ていくのでしょう。失敗しても靴を履き替えてまた素敵な人生を歩めるのでしょうね。
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タイプの違う姉妹、タイプが違うだけではなく、能力も異なる姉妹。綺麗ではないけれど弁護士の優秀な姉、美人でスタイルも良いけれど字が読めない識字障害の妹。だからこの妹は学校も普通学級でもなく特殊学級に行っていた、仕事も字が読めないから続けられない。顔が良いから男にはチヤホヤされるけれど、それはその場だけの関係のもの。生活がメチャクチャな妹が急に転がり込んできて、姉の弁護士の彼氏をいわゆる寝取ります。（あーーこの彼氏はデスパでも浮気な弁護士だったわよね）それを見てしまった姉、せっかく出来た彼氏だけれど別れてしまいます。当たり前よね。自分に自己嫌悪の妹もその彼氏に向かって「２００ドル頂戴、相場でしょう」とまるで売春の様に言います。お金は欲しいだけではなくて、自分に言い聞かせての要求なんだろうな・・・切ない。
そんな妹は実家でお金をあさっている時に見つけた祖母からのカード。死んだと思っていたけれど実は生きていた。母は精神障害であったために祖母は母が自殺をした後に父によって疎遠とさせられたのでした。祖母は母に服薬を進めていたから。けどね、その祖母の気持ちもわかるのよね、小さい子供２人抱えているから薬を飲ませたかったのでしょう。けれどそれがイヤだった母、娘を守りたい一心で行った行動だけれど、それは妻を亡くした父には耐えられなかったのでしょう。それに思い出すので辛かったのではないのかな。
祖母の存在を知った妹が向かったのはフロリダに向かいます。フロリダのその場所は老人ホーム。最初は何もせずに老人ホームなのにプールでイケイケでくつろいでいる妹。何も注意せずに見守る祖母。けれど、お金をあさっている姿を見て、働かせる事にします。そこでようやく自分の居場所を見つけた妹、彼女にはファッションの才能があったのです。優しい老人たちに囲まれ、オバアチャン達の洋服を選び、口コミで広がっていきます。あら、祖母ったらちゃっかりお金儲けしちゃっています（笑）華やかになっていく老人ホーム。姉が「あたなには何か出来る事が絶対ある」という事がここで開花したのね！良かった。
そして妹に出会いがあります。出会いと言ってもおじいちゃん。目見えないからケアスタッフに本を読んでもらっています。妹にも頼むけれど最初は断り、次は勇気を出して読んでみます。すぐに読書障害だと気づきました。そのおじいちゃんは実は教授で、詩を読ませてその解釈を聞きＡプラスだと評価してくれました。字が読めないのではない、ゆっくり考えると読める、ゆっくりゆっくりそこから始めていきました。けどちゃんと解釈は出来る、そこを褒めたのです。それで自信が付き、妹も自分の顔と体だけで生活から脱却出来そうです。
ケンカ別れをした姉妹、けれど祖母の計らいで再会します。その時姉は婚約までしてお互いの家族にまで会っていたのに、本人の事を何も話さないというすれ違いで別れてしまい傷心していました。ケンカしていたのに、祖母が出した昔のアルバム一つでまた元通りになった二人、一心同体だというけれど絆が強いのです。そうだよね、母がなくなり父は再婚し、違う兄弟が出来る、結束は強いよね。そして妹は姉の話をオバアチャン達に相談し、「妊娠したことにすれば」という危険な？（笑）助言を得て、二人を再開させまた仲直りをさせました。良し良し、こういうハッピー系は見ていて楽しい。そして結婚式、姉のウエデイングドレスも妹が見立て、姉の靴は祖母から借りたもの、そして妹は姉に結婚式で詩を朗読します。読めなかったはずの妹がスラスラと読む姿に涙する姉、ついでに私も涙。だってすごい努力があったはずだもの。こういう障害って、きっとわかってても出来ないだろうから、どの努力が見えて泣けた。ダメダメ妹から世卒業していました。結婚式の後に姉の旦那「素敵よね」と、本当に奪えそうだけれど、もうそんな事はしないでしょう。
人はきっと自分に似合う靴があって、その靴を履いて自分の人生を得ていくのでしょう。失敗しても靴を履き替えてまた素敵な人生を歩めるのでしょうね。
