manis’sdiary

ドラマレビューやら色々です。ネタバレしています。

剣と花を視聴しました。


 

GYAOで「剣と花」20話を見ました。韓国で視聴率があまり振るわなかったとあったので、どうなの?!とまあ半分諦めてみていたら、私は結構好きだったな~。

オム・テウン、チェ・ミンスクの濃い親子、映像が本当に美しい。影絵を意識しているかのような美しい映画のような映像、それに音楽。これは見応えありでした。

トーリーは高句麗の権力闘争、要は定番なのだけれどそれがまたいいかなと。わかりやすいし。

それにしてもチェ・ミンス、どうもイメージだけだけれど、三船敏郎が頭に浮かんでしまった。役所広司ではまだまだ甘い、イメージ三船が固定化されてしまった。

オム・テウン、イケメンなのか私にはわからないけれどあの目にクラクラしたかも(笑)

なので☆4つ!


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 ストーリーは時代は高句麗時代。隣国唐の攻めに耐えている時代背景。ヨン・ゲソムンが王宮を牛耳り、王と対立している。そしてクーデター。というのが前半。ヨン・ゲソムンには王の親族の弟の息子が付き、娘と王子と王が敵に囲まれます。生き残ったのは主役の王女のソヒ、そのソヒには街でお互い一目ぼれの出会いをしたチュンが護衛としてついていました。けれどそのチュンはヨン・ゲソムンの息子。その息子であるという事がわかってしまい、クーデター前には王宮から出されてしまいます。というか殺されてしまった事になっています。殺される所を息子を突き放していた父がさりげなく助けていました。その彼が愛する王女様を助けに父であるヨン・ゲソムンに立ち向かう状態で王宮に乗り込みます。父もその想いに気づいて刀をクビに当てられているのに、お姫様の逃走に付き合ってくれたら、この将軍はただ怖いだけではなく人の心を持った人でした。けれど王女は彼が助けてくれたとは思わずに自分達を殺しに来たと勘違いしちゃいます。そしてヨン・ゲソムンに王は殺されます。彼が殺したのも権力が欲しいのではなく高句麗の未来の為という思いがありました。

うわーーチェ・ミンスのあっぱれな三船敏郎的演技。すごい。血しぶきを浴びながらのあの表情凄すぎです。砂時計を思い出す!前半は正直MVなの?このドラマという様に音楽でセリフなしで見つめあいまくっているんだけれど、それが一気に変化していきます。その見つめあう時のオムテウンの表情がいいのよね~、正直彼もいい年だし今彼の恋愛もの見なくてもいいちゃいいのだけれど、それがいいんだわ、これが、笑。

ソヒは死んだ事にし、復讐の機会をうかがいます。一度クーデターを仕掛けるけれど失敗して仲間を大勢殺してしまうしね。彼女にも仲間にも力のたくわえが必要でした。その頃宮廷は裏切った王族の新しい王は有名無実で、権力はすべてヨン・ゲソムンが握っていました。彼のあてははずれてしまいます。けどこの新王も見ているとただの口車に乗った人ではなく同情もするし感情移入もするし、意外と良い役です。前半ヨン・ゲソムンが怖くてしょうがなかったけれど、彼のいう事は一理あり納得し、途中からヨン・ゲソムンを応援し始めてくる心情と私も変化してきます。

 

その頃チュンは愛するソヒがなくなってしまった事により、人が変わったように権力をつけたいと思うようになります、けどね父のもとで護衛をしているだけで、本質は変わっていない。変わって忘れたかっただけなのよね。スパイ組織みたいな趙義府の副官にもなり正室の息子のナムセンよりはるかに出来が良い。このヨン・ナムセンはノ・ミヌなのだけれど、私はどうもイケメンなのだろうけれどこういうお化粧系は苦手なのよね~・・・なのでまったく彼に同情も感情も持っていかれず、というか彼の役がクレイジーなドSな男で、能力もないのに、拷問をしさっさと感情にまかせて殺すし、カリスマ父将軍にとってかわろうとしているのに、まったく自分を理解できていない系と辛口、笑。そう、そういう役だけれどね。

後半はこの自分を理解できていない系がストーリーの鍵になっていきます。ソヒは男装し、趙義府にもぐりこみ、仲間と一緒に機会をうかがいます。あらら、わかりやすい展開、けど嫌いじゃない(笑)わかるだろうって!絶世の美女のお姫様の設定の女性の男装って。けどドラマではありがち、最初はわからないというアレですね。けれどチュンはすぐにわかって、調査したけれど違うとわかり葛藤します、その彼の頭には彼女が買ったかんざしが未だにされていました。これもね〜彼女ご彼の想いを知りながら裏切られたと思ったから死を偽装したかんざし、彼は一度捨てても捨てられなかったのです。切ない。ソヒの上官はヨン兄弟。わかりやすい展開だけれど唯一違うのは、弟のナムセンはソヒに恋愛感情がない事。うん、ここでそれを入れなかったのは良いと思うな。復讐だけでも、チェ・ミンスの渋さも重いのに、恋愛は1つだけが成就するかだけで良いわ(笑)

 

ソヒの正体がばれ、けれど昔にはもどれないロミオ&ジュリエットな二人、敵同士となってしまっていました。自分を狙っているとわかっても彼女をフォローするチュン。やばい、オムテウンのこの役に惹かれる(笑)彼女も心を少しづつ開いていけばいいんだけれどね、なかなか復讐が勝ってしまう。そんな状態を将軍も気づきます。けれど息子をそこまでとがめない。何故か、それは彼がチュンの奴婢の母を彼女を守るために手放したから、彼女の絵の前でいつも祈っていたから。似たもの親子でした。

 

けれどソヒの正体はクレイジーなナムセンに利用されてようとします、自分の代わりに自分を認めない父を殺し、彼女と結婚し王になると。彼女はそれを利用しすべてを終わらせようとします。それは・・・自分が死ぬこと、自分が死ねば彼は王族ではないから王にはなれない。けれどそんなソヒの刃は、彼女の為にと捕らわれていたけれど斬られながらも駆け付けたチュンによって止められてしまいます。そこに刃をむけたナムセン。そしてソヒも・・・ロミオとジュリエットの二人は死して永遠に・・・チュンの母と一瞬一緒に3人で過ごした幸せは何度か現実になれたのに、それがかなわなかった二人。切ない最期でした。

そして歴史は父将軍の後にナムセンが死に、彼は唐に情報を売り高句麗破滅へと導いたのでした。

 

うん私は好きだけれどな~。世間的には評判は良く無いの?私は良いと思ったので☆☆☆☆

 

今更オムテウンの優しそうに見る目の動きにやられたのでした。まじに今更だけれどね(笑)

 

久しぶりに韓国ドラマの一気見もいいものだわね。最近韓国ドラマはあまり見ていなかったので。YAHOOプレミアで課金しているだから、ちゃんと恩恵に被るためにGYAOで見るようにしようかな。